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これで丸わかり!スマートデバイスの「SoC」とは?その機能と主なチップ・メーカーについて

time 2015/03/11

soc
スマートフォンやタブレットなど、スマートデバイスのスペックの話題になった時によく目にするのが「SoC」という言葉です。これは「System on (a) Chip」の略でCPUやGPU、モデムなどシステムに必要な機能を一つのチップに収めたもののことです。
この記事ではスマートデバイスによく採用されるSoCとそのメーカーの解説をします。

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Qualcomm ――Snapdragon

Qualcomm-Snapdragon
Qualcomm(クアルコム)は携帯電話などの移動体通信技術、半導体の開発を行っている米国の企業です。同社のSoC、「Snapdragon(スナップドラゴン)」は常にスマートデバイスの話題の中心です。

移動体通信用のプロセッサを開発しているので、Snapdragonにも通信モデムが内蔵されています。モデム一体型なので低消費電力で動作することが特徴の一つでもあります。

Android OSは黎明期から今に至るまでSnapdragonを採用している端末が非常に多いです。

Snapdragonを搭載した主な端末

Android

  • Google Nexus7(2013),Nexus6
  • ソニー Xperia Z
  • シャープ AQUOS
  • 富士通 ARROWS
  • NECカシオ G’z One
  • 京セラ DIGNO
  • サムスン電子 Galaxy S(日本)
  • LG電子 isai,G シリーズ

Windows Phone

  • NOKIA Lumia

最近の製品

  • Snapdragon 800
  • Snapdragon 810

Nvidia ――Tegra

Nvidia(エヌビディア)はコンピュータのグラフィックス処理を行うGPUの開発・提供を主に行っている米国の企業です。同社のGPUシリーズ「GeForce」はPC用GPUとして有名なので、聞いたことがある人も多いでしょう。
同社のモバイル向けSoCには「Tegra(テグラ)」があります。GPUを開発するメーカーらしくグラフィックス性能が高いのが特徴です。
性能は高いですがモデムが内蔵されてないことや、消費電力・発熱の問題などで最近はスマートフォンに採用されることは少なく、タブレットや据え置きのスマートデバイスに採用されることが多いです。

Tegraを搭載した主な端末

Android

  • Google Nexus7(2012),Nexus 9
  • 東芝 REGZA Tablet
  • NVIDIA SHIELDシリーズ
  • Kobo Arc 10HD

最近の製品

  • Tegra4
  • TegraK1
  • TegraX1

Intel ――Atom

Intel(インテル)はアメリカに本社を置いている半導体メーカーです。
Intel Core i7、Atom(アトム)といったCPU製品やSSDなどのフラッシュメモリを製造・販売しています。特に主力なのがCPU製品で、個人のPCから企業向けサーバーまで幅広く利用されています。

スマートフォンなどのモバイル向けSoCとしてはAtomを出荷しています。
AtomはPC向けCPUとしては性能は低いのですが、スマートデバイス向けとしては、他社のSoCよりもCPUの処理能力が高いのがIntel製品らしい特徴です。
ただ、他社で多く採用されているARMベースのSoCと違い、Intel独自のアーキテクチャなのでAndroidのアプリの互換性には若干の難があります。

最近はWindowsがタブレットなどモバイル分野にも広がっており、消費電力と互換性の関係からWindowsタブレットによく採用されています。

Atomを搭載した主な端末

Windows

  • Dell Venue
  • ASUS Vivo Tab
  • Lenovo Miix

Android

  • ASUS ZenPhone,Memo Pad

最近の製品

  • Atom Z3795
  • Atom Z3580

Apple ――Aシリーズ


アップルもSoCを開発しています。開発されたSoCは自社製品のみに使われ、単体での販売はされていません。
SoCの名前はApple AX(Xは数字)と名前がシンプルなのがアップルらしさといえるかもしれません。アーキテクチャはSnapdragonやTegraなどと同じくARMです。特徴としてはiOS製品に最適化しているため、CPUのコア数やRAMは抑えめで、GPUの性能が比較的高いです。

最新のSoCは「A8X」で1.5GHz3コアの64bitCPU、RAM2GBを内蔵し、iPad Air2に搭載されています。
現在はA8までありますが、A7まではサムスンが製造を行っていました、というのもiPhone 3GSにはサムスンのSoCが、A4もサムスンの設計したSoCがベースとなっていたという理由があるからです。
現在は台湾TMSCが製造を請け負っています。

Apple製SoCを搭載した主な端末

  • Apple iPad Air
  • Apple iPhone 6

最近の製品

  • Apple A8
  • Apple A8X

Mediatek ――MTシリーズ

Mediatek
MediaTek(メディアテック)は台湾に居を構える半導体メーカーです。ここ数年はガジェットの話題で特によく企業でもあります。モバイル向けSoCの他にはCD/DVDといった光ディスク・デジタルテレビ向けの半導体を主に開発しています。

新興国市場で急速に普及が進んでいるローエンド~ミッドレンジスマートフォン向けのSoCを主に出荷し、それに採用されシェアを拡大しています。

特徴はモデムの内蔵をしながらも、それなりの性能を低価格で実現していることです。
最近ではミッドレンジ~ハイエンド辺り向けの製品も出荷しており、幅広いラインナップがあります。
ただ、新興国メーカーが主に採用しているので日本ではあまり見る機会がありませんが、これから増えていくと思われます。

Mediatek製SoCを搭載した主な端末

Android

  • Polaroid Pigu
  • Geanee FXC-35A
  • Lenovo Vibe X2

最近の製品

  • MT6595
  • MT6795

Samsung ――Exynos

Samsung-exynos
サムスンは言わずと知れたエレクトロニクス企業で、同社GalaxyシリーズはG-ジェット読者の皆さんにはお馴染みかと思われます。
サムスンはSoC「Exynos」を開発しており、自社のGalaxyスマートフォンに積極的に採用しています。同社フラッグシップ機のGalaxy Sシリーズを支えてきたExynosは他社より高い性能が特徴で積極的に先進のCPU・GPUを搭載します。
しかし、日本では通信規格などの事情で前述した通り、Qualcomm製のSoCが搭載されることが多いです。

Exynosを搭載した主な端末

Android

  • Google Nexus 10
  • Samsung Galaxy
  • Meizu MX

Texas Instruments ――OMAP

OMAP
テキサス・インスツルメンツはIntelやIBMなどと共に世界的な半導体メーカーです。同社は過去に「Ti OMAP」というSoCを開発、出荷していました。数年前は日本のメーカーにもよく採用されていました。現在はスマートフォン向けのSoCの開発からは身を退いています。なぜなら、これはTIのチップは電圧制御、音声処理など他の部分で様々な製品に使われており、そちらに集中するための戦略的撤退と考えられます。

OMAPを搭載していた主な端末

Android

  • Google Galaxy Nexus
  • Panasonic ELUGA(無印)
  • Amazon Kindle Fire HD 7/8.9

スマートフォンの心臓部ともいえるSoCはスマートデバイスの拡がりと共に、より多くの企業が参入し、その開発競争は激化しています。
それによって性能の向上や価格の低下などメリットもありますが、多種多様なSoCが存在するため消費者にとってはよくわからないことも多いです。

本記事が少しでもガジェット選びの参考になると幸いです。紹介したSoCとそのメーカー以外にも、スマートデバイス向けSoCを開発している企業はまだあります。
この記事は随時、更新していくのでまだ紹介されてないSoCがあるよと言う方はぜひコメントなりで連絡してください。追記していきます。
中国企業は紹介しきれていないのでそこを中心に紹介していきたいと思います。

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