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Qualcommの2015年ハイエンドSoC、Snapdragon 810とは

time 2015/06/21

Qualcomm-Snapdragon-810-01
Snapdragon 810とはQualcomm(クアルコム)製のハイエンドSoCです。64bitのオクタコアプロセッサを搭載、パフォーマンスと省電力性を両立するbig.LITTEL技術を採用しているのが特徴です。詳細は以下となります。

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CPU

centerofcpu

搭載されているCPUはMSM8994です。
64bitのCoretex-A57×4とCoretex-A53×4の合計8基のARM製CPUコアを搭載。Coretex-A57は2.0GHz、Coretex-A53は1.6GHzです。
命令セットはARM v8アーキテクチャとなっています。

今までのQualcomm製SoCはクアッドコア(4コア)やデュアルコア(2コア)が主流でしたが、big.LITLE技術を採用するにあたりオクタコア(8コア)になりました。

big.LITTLE

ARM_bigLITTLE

スマートフォンやタブレットに日に日に求められているのが処理速度。ですが、処理速度を向上させればさせるほど電力消費が増大します。その処理速度と電池持ちの矛盾を解決するために生まれたのがARMの「big.LITTLE」技術です。

Snapdragon810では、CoretexA57が処理速度重視のCPUコアでCoretexA53がCPUクロックが低く、省電力性を重視したコアです。
ゲームや動画再生など負荷がかかる時は性能重視のCoretexA57が動作し、ウェブページのスクロールやメールの作成などの軽い処理では省電力性重視のCoretex A53が動作と、適切な電力消費が実現しました。

64bit対応

sd_64_bit_asset

前のモデル「Snapdragon805」までは32bitCPUでした。Snapdragon810では64bit化。これにより64bitに対応したOSを動作させることができるようになりました。
32bitから64bitになりどう変わったのかというと、分かりやすいところで言えばメモリ(RAM)です。
32bitのCPUでは4GBまで扱えましたが、64bitのCPUでは4GB以上のRAMを扱うことができます。
2GBや3GBのRAMを搭載する機種が徐々に増え、4GBまで目前に迫っていました。OSやSoCもそれに追いついた形です。

メモリ

64bit対応したSnapdragon810では4GB以上のメモリを扱うことができるようになりました。
そのメモリですが、前モデルのSnapdragon800世代ではメモリの規格がLPDDR3だったのがLPDDR4になりました。

具体的に何が違うのかというと、LPDDR4ではLPDDR3と比較して転送速度が2倍になっています。

SoC Snapdragon 800 Snapdragon 810
規格 LPDDR3-1600 LPDDR4-3200
転送速度 12.8GB/s 25.6GB/s

GPU

qualcomm-gpu

Snapdragon810に搭載されているGPUは「Adreno430」で、動作周波数は600MHzです。
画像や動画など映像に関する処理を行う部分であるGPUですが、これもSnapdragon800世代と比較して大きく向上しています。
前世代の最上位モデルSnapdragon805に搭載されていたGPU「Adreno420」と比較して30%以上の高速化。さらにQualcommによるとGPGPU性能では2倍(100%)の向上し、且つ消費電力を20%低減を実現したと説明しています。

対応API

Open GL ES 1.x, 2.0, 3.0, 3.1*, TS & GS
Open CL 1.2full
RenderScript
Direct X 11.2

4K対応

4k-ultra-hd

Snapdragon810ではHEVCことH.265デコーダ/エンコーダを搭載しています。これによって4Kディスプレイへの描画や、4K動画の再生、変換などが可能になりました。
4Kテレビや4Kモニターは続々と販売されているので、Snapdragon810搭載製品も現れるかもしれません。

無線

connectivity

Snapdragon810はモデムとしてQualcomm「 X10」 LTE モデムチップセットを内蔵しています。
X10はLTE Advanced Cat.9に対応しており、下り最大450Mbps、上り最大50Mbpsの通信速度を実現します。
Cat.とはCategoryの略で数字によって最大通信速度が決まっています。
450Mbps/50Mbpsという最大通信速度は「キャリアアグリゲーション」という複数の帯域を同時に利用する技術によって実現しています。電波を束ねて利用するというイメージで、束ねた分だけ電波の通り道が広くなるのでより多くのデータを転送できるという仕組みです。

4g-lte-ca

Wi-FiではIEEE 802.11 a/b/g/n/ac/adに対応しており、2.4GHzと5GHz帯の両方を利用できます。
また、MU-MIMOという複数のアンテナを同時に使う技術で通信速度を高めて1000Mbps以上の速度を実現したり、ビームフォーミングという電波が遮蔽物を回りこんで端末に届く機能にも対応しています。

ad規格は60GHzで超高速通信を行うWi-Fi規格の一つで短距離通信においてギガビットイーサネットに匹敵する通信速度を実現します。

Bluetoothのバージョンはv4.1。少ない消費電力で通信が行えるBluetooth Smartや、スマートウォッチなどのウェアラブル機器や家電製品との通信が可能になるIoT(モノのインターネット)対応などが主な機能です。

近距離無線接続技術のNFCにも対応しています。

その他機能

その他、Snapdragon810ではユーザーの利便性を高める機能やマルチメディアコンテンツ向けの機能があります。

カメラ

camera_isp

カメラ機能では14-bit のデュアルISP(ImageSignalProcessor)を搭載しています。ISPはカメラのセンサーから受け取ったデータを画像処理する回路です。
1.2GP/sの高いスループットと最大55MP(5500万画素)までのイメージセンサーに対応しています。

オーディオ

audio_speakers

オーディオでは11.1chのサラウンド出力が可能。DolbyまたはDTSに対応しています。

バッテリー

quickcharge-v2

QuickCharge 2.0は急速充電機能で従来では5Vでの電力供給だったものを9Vまたは12Vに対応したことでより多くの電力を供給することができるようになりました。
また、QIやPMAなどのワイヤレス充電にもSoCで対応しています。

搭載製品

2015年に発売されるスマートフォン・タブレット製品にはSnapdragon810が搭載されると考えられます。搭載製品が登場次第、この欄に追記していきます。

Xperia Z4(海外版Xperia Z3+)

ARROWS NX F-04G

 

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